月足 XAUUSDのサイクル

一目均衡表の「時間論」に基づいて、月足のゴールドのサイクルを数えました。原著は未読なので、私よりも詳しい方にとっては物足りない内容となるかもしれません。サイクルは1980年より数えています。

数え方は、「高値-高値」、「安値-安値」の期間で数えています。また、「ローソク足を見て目立つ箇所」、「転換線を超えている箇所」、「遅行スパンの好転/逆転が起きている箇所」をサイクルの始点・終点としています。

高値のサイクルでは、1980年からは、「同じような期間を切り返す(重擬)」か「間にほかの数字を挟み、1つ飛ばしで繰り返す(隔擬)」というようなサイクルを繰り返しており、いまいち安定しないサイクルを繰り返しています。

安値のサイクルでは、重擬や隔擬も現れていますが、おおよそ「20~30期間」での推移が確認出来ます。遅行スパンが好転し、上昇トレンドが始まる、1999年9月以降においても、おおよそ「20~30期間」の推移が確認できますので、安値のメインサイクルは、基本数値の「26」や「33」前後が重要なサイクルではないかと考えています。

同様に、1999年9月以降の高値サイクルも、「20~30期間」の高値の推移が確認できますので、高値サイクルについても、基本数値の「26」や「33」前後が重要なサイクルではないかと考えています。



さて、直近の相場ですが、30期間前後の安値サイクルに位置しているため、ここで安値を付けた後に、反転し、再び高値のサイクルを形成する可能性が考えられます。月足の基準線においても、1670ドル前後がサポートの目安にもなり得ます。遅行スパンも、まだまだ逆転していませんので、「下落トレンド入りした」と見るのは、まだ早いと考えています。

日足等の短い時間足においても、N計算値:1650ドル前後、E計算値:1450ドル前後の目標値を算出できますが、それでもやはり、月足の遅行スパンが逆転するのに必要な「1321ドル(2019年2月の始値)」を割ることができません。もちろん、「応用計算値」を算出することによって、それ以上の値を算出することができると思いますが、現状では、「これまでの上昇に対する一時的な下落」と考えるのが妥当ではないかと思います。

そろそろN計算値に近い水準に到達しているため、月足のサイクルを意識しつつ、警戒が必要な相場ではないかと考えています。
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Koby
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