※前回は限月調整してないチャートでした。今回は限月調整チャートに戻したので数値がやや変わります。
今週の振り返り
週初めからほぼ下げることなく5,519.5まで上昇し、最高値を更新した。
水曜日のCPIで予想下振れのインフレ鈍化を確認したことによる。
FOMCは無難に通過。木曜日のPPIでも下振れとなってCPIをサポートする形となった。
水曜日に新高値を更新してから、木曜日・金曜日はともに下落する値動きを見せているが、いずれも7日出来高加重移動平均線の上で反発して始値近くに戻している。
そろそろ下落タイミングという向きも見るが、今のところはまだ買い勢力が下支えしているだろうか。
しかし、下段のNew Highs-Lowsを見ると、水曜日以外はネット・マイナスとなっておりS&P500銘柄の値動きは指数ほど芳しくなさそうだ。
生成AI関連が引っ張る相場で個別銘柄は足元好調ではなくなってきたかもしれない。
Q2決算が始まる前後からEPS予想が上がってくる場合は、指数株価はさらなる上昇余地が生まれるが、EPS予想が上がるまでは横ばいでベースを築いていくか、生成AI関連の失速による多少の下落は起きうるケースも考えておきたい。
生成AI関連が失速せず伸びるなら、もう一段上を目指していけるか。
次週はFedメンバーの要人発言が増えるだろうから、タカ・ハト発言があった場合には一時的に値動きが揺れる可能性はあるだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
新高値の5,519.5を上抜けるなら5,550~5,560前後が次の短期ターゲット。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、短期的な調整に注意。
フィボナッチ38.2%の5,332前後で止まるかをまずは確認したい。