【NYダウ日足】下降トレンドに転換、中長期サイクルの調整か

NU/ND型のトレンドフォロー戦略の売買戦略では、トレンドに逆らった取引は行わないのが基本です。

株価は新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から1月下旬にいったん調整に転じ、チャネルライン #りかトレンド を割り込みましたが、その後は金融政策への期待や堅調な企業業績などを背景に株価は高値を更新しました。
前回は、2月20日にチャネルラインを再び割り込み、2019年秋からの上昇トレンドが終了して目先の天井を打ち、トレンド転換の可能性があると解説しました。
その後、新型コロナウイルスの感染が世界各国に拡大したことで、世界経済への不安が高まる状況になり、株価は窓をあけて1,000ドル超下落しました。その後も下落が続き、2月27日には2万5,766ドルまで下落しました。目先の天井打ち、そして下降トレンドへの転換が確認されました。ボリンジャーバンドを見る限りでは、ボラティリティが拡大したことで株価はバンドウォークを継続しています。
およそ1週間の株価下落で、2020年の上昇を帳消しにした状況を踏まえると、さらなる中長期の2018年12月からサイクルでの調整に入った可能性が高いでしょう。
フィボナッチ数列での計算によると、半値押しの水準が2万5,600ドルあたりですから、この水準を下に抜けるようだと、トランプ大統領になってからの4年間という長期的なサイクルの水準訂正も考えられるようになります。
現在は高値圏から12%程度の調整ですから、暴落というほどではありません。まずは下げ止まりを確認したいところです。

#りかトレンド
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